お知らせ

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新緑の季節

4月は寒暖の差が大きく不安定な天気が多い月でしたね。


クレマチス


クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属のつる植物の一つです。
花の色やサイズが豊富にあるため、観賞価値が高く日本に限らず世界でも人気の植物といえます。
クレマチスは茎が細いため弱々しく見えますが、実は折れにくく大輪を咲かせることから『精神の美』という花言葉を持っています。
ほかにも『旅人の喜び』『策略』が代表的な花言葉として知られ、それぞれに由来があります。
『旅人の喜び』は、旅人が気持ちよく泊まれるよう宿の玄関にクレマチスを植えていたというヨーロッパの風習が由来しています。
『策略』は、クレマチスの葉や茎に毒性があることを知ったフランスの物乞いが、
わざと自分の皮膚につけて通行人の同情を買おうとしたことからきているようです。


ラベンダー



ラベンダーは地中海沿岸原産の常緑低木。ハーブの女王とも呼ばれ、癒しのフローラル系の香りが人気のハーブです。
ヨーロッパでは古くから栽培され、お風呂や衣類の香りづけなど日常の暮らしの中で利用されてきました。
花の色は薄紫や濃い紫、白があり、葉には芳香があります。ハーブとして蒸留して得られたオイルは香水などの成分となり、
花を乾燥させたものはポプリやハーブティーとして利用できます。
ラベンダーの花言葉にはいくつかあります。 例えば、ラベンダーの花言葉で代表的なものに「沈黙」というものがありますが、
これはラベンダーの精神安定の効果からこのように名づけられました。
また「疑惑」はラベンダーが不思議なほど香りが強いところからきています。
このようにラベンダーの花言葉は、効果や効能から名づけられたものがいくつか見られます。


カーネーション


カーネーションは、ナデシコ科の多年草です。原産地は南ヨーロッパや西アジア。
3月から5月に植え付けをすると、4月後半から6月下旬にかけて花を咲かせます。
カーネーションの歴史は古く、17世紀のフランスですでに大流行をみせていたといわれています。
当時から品種が多数あることでも知られており、17世紀にはヨーロッパだけで300近い品種があったそうです。


母の日にカーネーションを贈る由来をご存じですか?
1907年5月、母を亡くしたアメリカ人少女、アンナ・ジャービスは亡き母親を敬い偲ぶ会を教会で開き、
そこで母親の好きだった白いカーネーションを祭壇に手向けました。
アンナの母への思いに感動した参加者は、翌年の5月にも教会に集まり会を開催。
アンナは友人たちに、母親を敬い感謝する「母の日」を祝うことを提案し、それが全国で広まっていったと言われています。


1914年には、アメリカで「母の日」として5月の第2日曜日が記念日に制定されました。
アンナが母親の好きだった花として参加者に手渡した白いカーネーションは、母の日のシンボルとなりました。
やがて白いカーネーションは「亡くなった母親のための花」として、赤いカーネーションは
「生きている母親のための花」として贈られるようになったのです。
母の日の贈り物といえば「赤いカーネーション」が代表的ですが、これはアンナの母への想いからだったのです。