お知らせ

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冬の花々とポインセチア

あっという間に今年もあとわずかです。冷え込みが厳しくなってきましたね。

 

パンジー


パンジーは、スミレ科・スミレ属に分類される一年草、または二年草です。開花期は、10~5月。日本には江戸時代末期にオランダから渡来し、花形が人の顔に似ていることから人面草(じんめんそう)、蝶が舞う姿にも似ていることから遊蝶花(ゆうちょうか)と呼ばれていたそうです。

名前の由来は、人の顔のような花が考えごとをしているように前に傾く様子をあらわすフランス語、パンセ(思い・考え)にちなんで名付けられたといわれています。
花言葉は色に関わらず全体で表すと「もの思い」。パンジーの花が考え事をしている人のように見える”パンセ”から取ったんでしょうね。
そして、花色ごとに花言葉をもっているのもパンジーの特徴です。
黄色の花言葉:つつましい幸せ、田舎の喜び
紫色の花言葉:思慮深い
白色の花言葉:温順
アプリコット(杏)色の花言葉:天真爛漫

 

ガーデンシクラメン

元々、地中海沿岸の暖かく穏やかな気候の場所で自生していたシクラメンは、寒い場所が苦手で日本では冬場に戸外で生育することが不可能でした。
そこで、シクラメンの中でも小さめのミニシクラメンから寒さに強いものを選んで、日本で改良されて出来たのがガーデンシクラメンなんです。
花言葉は、シクラメンと同じ花言葉を持っていて、赤:「嫉妬」、白:「清純」、ピンク:「憧れ」「内気」「はにかみ」。
少し遠慮がちに下を向いて花を咲かせる様子は控えめな印象を与えてくれますよね。ただ、シクラメンの名前は「シ:死」「ク:苦」という語呂合わせからあまりよいイメージを与えません。花束にしてプレゼントされる際は注意してください。

 

ポインセチア



左から順に、イタリアンレッド、アイスパンチ、イチバンです。
クリスマスシーズンに咲く赤い花の代名詞、ポインセチアです。アメリカの初代メキシコ公使、J・R・ポインセット(Joel Roberts Poinsett、1779~1851)にちなんで名づけられました。
よく見ると、品種によって葉の形に違いがあるのが見えますね。

 

ちなみに、なぜクリスマスの際に用いられるようになったかというと、、、
ポインセチア原産国であるメキシコでは、ポインセチアを「ノーチェ・ブナ(聖夜)」と呼んでいます。この聖夜とは、キリストが誕生した日の夜のことを指しているんだそうです。
キリストが誕生した直後に、東の国で西の空に見えた星をキリストが誕生した土地の名にちなんでベツヘレムの星と呼びます。そして、ポインセチアは星の形に似ていることから、キリストの誕生の象徴とされるベツヘレムの星の飾りとして使われるようになったからなんですって。古代から続く、深い~言い伝えですね!

 

それでは、今年も1年間お世話になりました。来年も村仙花園をどうぞよろしくお願いいたします。

 

よいお年をお迎えください!